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Howling
2008年09月02日
思い出す光景はいつも眩しく 白く霞んで
優しい夜に滲む街燈だけが残像となる
そうやって夏は過ぎて行く
そうやって記憶は重ねられる
美しい風景に誘われて ひとりタクシーから降りた私は
気づけば迷子になっていて 帰り道がわからない
「才能に嫉妬すれば導く声も聞こえない」
枕を抱いた熊が警告を発する
目が覚めれば開け放した窓から雨の粒
濡れた肩を拭きもせずにまた夢に挑む
耳鳴りはまだ止まない
My Way
2008年08月18日
誰か私を知りませんか
どこかに置いてきたみたいです
生きてゆくのに必要なのはそれなりの事実と少しの真実
一度にたくさんのことをできるほど器用ではないから
時々自分を探しています
流れの中でふと立ち止まる時
仰いで見れば雲が泳ぐ空
そこに答えが書いてあるかと
しばらく見ていたりするのです
空はなんにも言わずにただ私の上に皆の上に広がっていて
けれど少しだけ何かがわかった気がして
そして私はまた歩き続けるのです
love song
2008年07月07日
気がつけば傍にいて
どちらからともなく手を伸ばし
私達はお互いの手を取った
日々は変わらないように見えて
それでも少しずつ
私達は前に進んでいる
世界中のどこにいても
君のいる場所が私の帰る場所
どれだけたくさんの手が差し伸べられても
私が信じるのは君の手
その大きくて優しい手
ずっとずっとつないでいてください
或る一日
2008年05月12日
短かった髪が鎖骨に届くまでになった頃
私は相変わらず私のまま
今でも消えてしまいたい夜はあるけれど
悲しくて平和な森に居続けることはできないから
はるか遠くを目指して歩いてゆく
「きみはどんなあしたにしたい?」
Destination
2008年02月26日
雲が流れてゆきます
肩越しに見えた空は君を青く縁取り
そのシルエットを焼き付ける
君と僕
虹を見ながら歩きましょう
いつの間にか始まった旅路
ごく当たり前に芽生えた気持ち
空に映して確かめよう
そうして記憶という色で
愛すべき日々を彩りましょう
Blue in blue
2008年01月31日
冷たい雨の上がった朝は
いつもより少しだけ空気が軽い
こんな日は
何もかもが明るく見えて
空に近づける気がする
そう言って笑って
強がりをやめられない君は
彼の鎖骨に額をくっつけて
少しだけ泣いたんだ
Nonsense
2007年12月25日
こうして息をして瞬きをする間にも
私の中の正気が叫ぶ
未来を見て進め
過去を慈しめと
そうして振り向いて確かめる間にも
私の中の狂気が囁く
未来などない
実在するのは常に現在のみだと
間で戸惑う現実の私は
最後の錘を握って立ち尽くしている
捩ってつなげた輪のイメージが脳を襲う
錘を置くべきは右、左
そんな決断もできないまま
明日が来るのを待っている
Weeds
2007年08月05日
夏の日差しの下
幻を見る
揺らめいて遠ざかって
近づいて頬を撫で
からかうようにまとわりつく
幸せな白昼夢
叶う可能性が少しでもあるならば
その夢を追い続けよう
向かっている限り
逃げたことにはならない
願い続けることに疲れたら
秘密の場所へ
そこで私は夢を見る
Posted by まぁきぃ at
23:21
│Comments(2)
GROOVY
2007年07月31日
並んでDIVE
はしゃいでSTALL
暮れてゆく空に何を見るの
遠く小さく光る星に何を願う
そんなことはどうでもいいから夜の向こうから飛んできて
地下鉄みたいに私を揺らして
Imagine you all dress in white beside .
そしてHIGH FIVE
不意打ちでROLL
触れられない秘密はどこにしまってあるの
大切なものをどうやって守る
泣きたいときに笑うようなひねくれものでもいいじゃない
クレイジーな笑顔でLOCKして
Hoping our reletionship can last forever !
Prayer
2007年07月27日
あなたが幸せでありますように
楽しいことがたくさんありますように
あなたの日々が笑顔でいっぱいになりますように
つらいことがあったら
それ以上に嬉しいことがありますように
未来が光で満たされますように
ずっと一緒にいられますように
pseudo scope
WHY
2007年07月23日
誰も教えてはくれないけれど
私は私のままでしかいられない
標本にされた蝶みたいに
乾いて留められて
動けない呪文
どうして私なのか
何故今なのか
知る必要のない理由がそこにはあるはず
目の前には
ただ
―――
仰角45度
2007年07月15日
何故だろう
尖った気持ちがが優しくなる
翻弄されているのに安定する
暗闇の中でも歩いていける
君は私の心
時に見えなくなってしまう私自身
見失いそうになったときに聞こえる
カンジタママススメ
迷ってしまったときは見上げるんだ
君の肩越しに広がる空
美しい青
世界も捨てたもんじゃない
Unique
2007年07月07日
それは誰のものでもない
君の足跡
君の歩幅で刻んだ足跡
熱く灼けたアスファルト
ぬかるんだ泥
心地良い砂地
足をとられる岩場
湿った草叢
そこに道があってもなくても
君のうしろに遺るのは君の足跡
誰にも真似できない
君の足で君の歩き方で
君がつけた
君の足跡
見えなくなってもちゃんと遺ってる
自信を持って歩いていけばいいんだ
let go
2007年07月03日
南にある島の
空と海と太陽は
変わらずそこにありました
海から吹く風は
濡れた頬を乾かして
覗き込んだ水面には命が揺れる
そこにある愛しいもの
包み込まれて
抱きしめて
心をこめて解き放つ
そのままの私を愛してくれますか
Will-o'-the-wisp
2007年03月17日
迷いながら大人になって
なりきれなくて
導く光がほしいと願う
夜は陶器のように
冷たく美しく
そして優しく
音のない世界で
聴こえたのは空耳か
それとも未来の足音
今
黄金色の球体に思いを馳せて
両の翼に力を蓄え
目指すのは
しめりの海の1エーカー
夜が明けたら
光の中を遠くまで
振り向きもせず飛んでいこう
子守唄
2007年02月19日
空はあなたの上で暮れてゆきます
花は今日に優しく別れを告げます
夜が夢を連れてやってくる頃
漆黒ががあなたを包みます
明日は暖かい日差しが降り注ぎ
風が美しい音色を奏でます
あなたは安心しておやすみなさい
Love Seed
2007年02月03日
空はどこまでも青く
この大きくて小さな星を包む
そうだ
人生なんて地球が見る一瞬の夢
ちっぽけで愛しい幻
乾いた砂漠に運命という名の雨が降って
できる美しい蜃気楼
そこに愛の種を撒いて
大きく育てよう
たとえ小さな花でも
誰よりも鮮やかに咲けと願って
いずれ朽ちるのならば
その実を全部味わっておこう
いつか消えてなくなるとしても
景色を目に焼き付けよう
そして最後に
高いところから見下ろして
なんだあんなものか
だけど最高だったって
笑ってやるんだ
Together
2007年02月01日
この涙は
あなたのためではなく
私のためでもなく
過ぎた時間のために流す涙
ただ目の前にあるものを慈しんで
大切だと信じるものを追いかけて
それしかできない私だから
どうして皆と同じように生きなきゃならない?
誰も見たことのない景色を見てみたい
そう願うのはオカシなこと?
運命というものがあるならば
そうやって生きることが私の運命
a Dream
2007年01月25日
空を飛びたいと君が言った
何にも縛られることなく自由に飛ぶ君を想像してみる
君自身の影からさえも解き放たれて
おーい と私は君を見上げて呼ぶ
そこは楽しい?
聞こえているのかいないのか
素知らぬ顔で飛ぶ君の背には真っ白な羽
やがて夜になって
飛び疲れて帰ってくる君のため
夕方になったら
私は美味しいチキンを焼き始めよう